カテゴリー別アーカイブ: ソーシャルコマース

ユーザーの購入にどの程度オンライン情報が影響を及ぼすかを示したグラフ


皆さん、おはようございますカワダです。

突然ですが、現在レビューなどのオンライン情報がユーザーの購入までのプロセスに与える影響力はどんどん大きくなっています。
今回は、その影響力を1,000人以上の米国成人に行ったコーン社の2011年調査データを基にしたブログ「Bazaarblog」の記事からご紹介したいと思います。

ブログの投稿や消費者レビューは、ユーザーの意思決定を行うにあたりトリガーとなっています。
ソーシャルメディアが普及してインフラとなりつつある今、私個人の意見としてブログの価値が相対的に見て軽視されているのではないかと感じています。

しかし、このグラフを見ていただけるとわかるように2010年から2011年の一年間で最も大きな伸びをみせているのがなんと!「プロダクトとサービスについての記事やブログ投稿」です。

つまり、このデータからソーシャルメディア関連のツールを経由してブログコンテンツをユーザーに届けることの重要性が以前にも増して高まっていると言えるのではないでしょうか。

■購入を検討する上で誰を信用するか
次にグラフはありませんが、「商品やサービスの購入を選択する際にオンライン上では誰を信用しますか?」というアンケートの結果を見ていきます。

最も多かった回答が「ユーザー自身の製品やサービスと実際の経験」(69%)、順番に追っていくと「関連するニッチな専門知識」(60%)となっており、ソーシャルやインタレストグラフを参考にする(11%)とまだまだ自分と趣味志向が似ているインタレストグラフを参考にした購買行動は少ないようです。

■ネガティブ情報のinfluenceが高まっている
オンラインで製品のレコメンド情報を見て購買決定をする上で”ポジティブな情報”を読んでいるかを尋ねたところ、回答者の87%は「Yes」と答えて2010年の数字から7%上昇しています。

興味深いことに、逆の質問として“ネガティブな情報”で購入をやめると回答した人が80%、2010年の数値から12%上昇しています。

つまり、オンライン上でのレコメンド情報に関してプラスの情報はユーザーの購買行動を確かに促進させるものではあるが、同時にマイナスの影響力も高まっていることがわかります。

■リアルな生活ではレコメンド情報も十分とは言えない
レストランでの食事や映画のような低コストの購入のために、回答者の大半(78%)はまだオフラインのクチコミを商品やサービスを検討する上で必要としています。

■オンライン情報が最も価値あるものになる場合
回答者は以下の情報を手に入れる時にほとんど満足してます。
エレクトロニクス、家電製品(60%が便利)、自動車と輸送関連情報(55%が便利)と通信(54%が便利)。
オンライン情報は、本質的にかなり複雑で通常は高価であるものを購入のために検討する際に有用と考えられているようです。

いかがでしたでしょうか?
ソーシャルメディアを筆頭にオンライン情報の中でもネガティブ情報を知ったユーザーが購入をやめる率が高まっていたり、どの商品カテゴリーが影響を受けやすいのかなどを具体的なデータを用いて今一度把握することができたのではないかと思います。

個人的にはユーザーに情報を届けてリーチするツールとしてブログが最大の伸びを見せていることが驚きで、字数の制限無く自由に表現できる場として改めて注目されるのではと思いました。

最後にご報告ですが、タイトルを「Think Big!」に変更しました。
この意味や背景は日を改めて更新したいと思います。

ブロガーとして有益な情報をこれからも発信できるように頑張りますので、ぜひ皆さんの応援宜しく御願いします!

(参照:BazaarBrief: The who and what of purchase influence

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カテゴリー: ソーシャルコマース, ソーシャルメディア, ブログ, マーケティング

ソーシャルメディア×期間限定ゲリラショップでインフルエンサーを獲得するアディダスのO2Oプロモーション


皆さん、こんばんはカワダです。
今回は海外で今、徐々に新しいプロモーション手法として人気が出つつある「ソーシャルメディア×ポップアップ・ストア」というPR手法をご紹介します。

まず初めに、「ポップアップ・ストア」とは何か触れてみたいと思います。
(参照:Adidas Pop-Up Retail Strategy: What Social Commerce Can Learn

ポップアップ・ストアとは空き店舗などに突然出店し(ポップアップ)、一定期間で突然消えてしまう期間限定の仮店舗のこと。
イギリス国内では人気の宣伝手法である。ポップアップ・リテールとも呼ばれる。

ポップアップ・ストアは2002年、ロンドンのチェルシーで大手スーパーがクリスマス商戦で勝ち抜くため埠頭に船を浮かべ仮店舗を開き客の注目を集めたのが始まりと言われている。
それが英国内で一躍有名となりその後はファッション業界から果ては自動車業界までもが商品のアピールとしてポップアップ・ストアが一躍大ブームとなった。

特に2008年のリーマン・ショック以降はCMにお金を掛けるより安価に注目を浴びることからよりいっそう出店が増えるようになった。(この文章はwikipediaから抜粋しています)

ソーシャルメディアを活用したファンストア出店のためのビジネスの理論的根拠は、スマートでシンプルかつ魅力的です。

まず結論としてファンのブランド支援をアクティブなものにするには、最初にファンにあなたの新製品を手に取らせる必要があります。
ソーシャルメディアを活用したポップアップ(一時的な)ファンストアはファンのブランド支援を有効なものにして、販売を後押しする手っ取り早く簡単な方法だと言えます。

一番最初にファンにあなたの新製品を手に取らせることがアディダスにとって特別ことであり、それがポップアップ・リテール戦略です。

新製品のローンチの時点で、アディダスは数日から一ヶ月で一時的な店舗をオープンさせることになります。

プロモーションに関しては公には発表していない場所で、ゲリラ的にソーシャルネットワーキングサイトを介してファンとインフルエンサーに居場所を知らせるというやり方です。

具体的な事例として、アディダスは6つのポップ・アップ・ストアをドイツ、オーストリア、スイスのシークレットスポットでオープンしました。
ポップ・アップ・ストアの形態は移動式のキャンピングカーや大型トラックを使用することが多く、空きテナントに出店する場合もあります。

アディダスは、2012年オリンピックギアをロンドンのウェストフィールドモールで4週間にかけて展開しました。

合計では、アディダスは小売業のポップアップマイスターであり、そして私たちはアディダスから学ぶことが多くあると思います。

それは出店までのスピードが速く、ポップアップストアはセッティングが迅速かつ簡単であり、ポップ・アップ・ストアのゲリラ的に展開するため製品をある程度絞って販売することができます。

ポップアップ・リテール戦略には大きく4つの特徴があります。

①主要顧客ではなくファンとインフルエンサーをターゲットにする
②一時的なゲリラ型店舗は、イベントとの相性が良くサポートする
③商品の範囲を限定して販売する、
④出店が迅速、簡単、セットアップにかかるコストが高くない、後片付けに手間がかからない

まさに、Pop-up Retail + Social Commerce = Big Opportunityですね。

ポップアップ・ストアの他にはない特徴としてはゲリラ的に店舗を出店し、それをソーシャルメディアを活用して従来の顧客層とは異なる情報感度が高い層にアプローチするのが非常に上手いことが挙げられると思います。
“ゲリラ出店”とソーシャルメディアの活用はバイラルを生むにはとても相性が良さそうですよね〜♬
アディダス以外でもテクノロジー雑誌WIREDなどもポップアップ・ストアを出店していますのでぜひ一番下の動画を見て下さい。

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カテゴリー: ソーシャルコマース, ソーシャルメディア, マーケティング

海外セレブがあなたのコーディネートを提案する海外ファッションサービス「STYLEMINT」が面白い!


皆さん、こんばんはカワダです。

突然ですが..「自分が憧れる人のファッションを真似してみたいな・また好きな芸能人やコーディネーターに自分を格好良く、可愛くしてもらいたい!」そう思ったことがある人は多いのではないでしょうか?

今回はそんな体験ができる海外のファッションコマースの中でもコンセプトが面白いなと感じた「STYLEMINT」というサービスをご紹介します。

■コンセプト
コンセプトは「海外セレブがあなたに合ったコーディネートを提案してくれる」というもので、日本でも知名度の高い双子のオルセン姉妹がデザインしたTシャツの中からその人にあったものを提案してもらえます。

■ターゲット
ターゲットは女性でオルセン姉妹の影響力とファッションのテイストから考えると、10代後半〜30代ぐらいなのではないかと感じます。
ユーザーとして気になる料金ですが登録とコーディネートの閲覧までは無料、そして全てのTシャツが$2.99ドル均一でサイトからそのまま購入できます。

■サービスの詳細
まず初めに、個人のプロフィールの作成を行います。
画面上に表示される3つの画像から自分のテイストに合うものを選択する17の質問形式です。
質問の内容は、「夜に着たい服・ファーストステップとして小売りファッションブランド・オフ時の服装・ドレスアップ時に着た衣服・誰(男性・女性・自分自身)に印象を与えたいか…」などの質問が用意されています。

これらの画像選択型の質問形式に答えた後、自分にオススメのTシャツが一覧で表示されます。

最後にあとはこの中から、自分のオルセン姉妹からの提案の中で気に入ったTシャツを購入します。(この時に初めて商品代金の$2.99ドルを支払います)

またメールアドレスとFacebookからユーザー登録が可能で、ユーザーにとって非常に嬉しいのが動画で商品撮影時のメイキング映像やオルセン姉妹のコメントを見ることができるようになっています。

「自分の憧れる趣味・志向のリーダーが自分のスタイルに合わせてくれる提案」系のサービスは色んなジャンルで応用が効き、需要があるのではないでしょうか。
それはユーザーにとってレコメンドされた服が似合うか・似合わないかという商品比較よりも、〇〇ちゃんがデザインした洋服私にコーディネートしてくれた♬という感情の方が優先される気がするからです。

正直、コーディネイトに関する提案の精度や商品ボリュームに関してはまだまだなのではと思いますが、徐々に日本でも個人にパーソナライズ化したコーディネイトのサービスも出始めています。

現在の「STYLEMINT」のような機械的なレコメンド機能ではなく、よりファッションコーディネーターなどとダイレクトにやり取りができるなどの有料アドバイスオプションがあるとさらに面白いサービスになると思います。

一定のファンを持つファッションリーダーとファッションブランドが連携して、よりファッションリーダーの色を出したコーディネートの提案ができると非常に魅力的ですね。
ぜひ皆さんも簡単に登録できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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カテゴリー: ソーシャルコマース, ソーシャルメディア, ビジネス, ファッション

Nestlé・TOPMANの新たなソーシャルコマースへの取り組み

皆さん、こんばんはカワダです。
今回はFacebookをプラットフォームとしてソーシャルコマースを展開する事例を2つご紹介したいと思います。
この事例を通じて、各企業とも今後の狙いはFacebook上にユーザー独自のファンストアを構築して趣味や志向により合わせてカスタマイズすることのようです。

■Nestléのソーシャルコマース事例
それではまず一つめの事例として、ネスレのソーシャルコマースについてご紹介します。

まずこちらの動画を見てもらいたいのですが、ネスレが新たに取り組む「Nestlé Marktplatz」の概要を説明しています。(ドイツ語ですが、雰囲気は大体掴めます)

ネスレは、顧客がショップと72のネスレブランドを発見してシェアできるように、革新的で新しいマーケットプレイスであるNestlé MarktplatzのFacebookページをローンチしてソーシャルコマースのムーブメントにいち早く乗りました。

この顧客とダイレクトに繋がるNestlé Marktplatzでは従来のネスレブランド範囲をさらに拡張させて、ドイツの顧客に限定的にアクセスを与えてまだドイツで市場に出回っていない市販品やドイツでは売られていない製品(例えばイタリアのペルージャのチョコレートプラリネ、マレーシアのスパイシーなチリソース)を並べてます。

ここではっきりと言えることは、ネスレは顧客をブランドのアドバイザーとしてマーケットの囲い込みを目指しており – その目的は新製品、包装及び利用機会のための魅力的なアイデアや提案をしてもらうためです。

さらに言い換えると、売買のためのフォーラムだけではなく、それはまた顧客との間の会話のためのフォーラムであり、お互いにアドバイスや共有のアイデアを求めることができる – 顧客との会話を目的としたフォーラムと言えます。

ネスレはラボに市場を回して市場とのチューニングを図り便利な消費者の本音を知るのに役立つだけではなく、ネスレブランドのロイヤリティや愛着心を促進させます。

もしネスレが伝統的なチャネルを壊さないようにスマートに管理すれば -これらのチャネルに訪問者とeコマースのトラフィックをもたらすことになり、ブランドのアドバイザーとして、顧客を従事させることによって愛着心という効果を生むでしょう。

ネスレドイツの最高経営責任者Gerhard Berssenbruggeは、こう説明しています:”我々は消費者との双方向のコミュニケーションを促進している。
彼らが希望するものを私たちに言ってくれれば、我々はそれを改善できる。
私たちは、顧客からのアイデアによって、ネスレマーケットの将来だけではなく、自社製品を形作るために積極的に刺激をもらいたい。”と述べています。

そのため、より顧客が積極的に参加できるようにNestlé MarktplatzのFacebookページを設けています。

全体的に、Nestlé Marktplatzのコンセプトは特に本心と愛着心を生むパワーであり、個々のブランドのFacebookファンページがパワーを持つようになるための中央のe-コマースプラットフォームとして位置づけられています。

しかし、先進的な取り組みを行うネスレにも課題があるようです。
それはブランド固有のFacebookのファンページや製品のはるかに広範囲のブランドを提供するスーパーマーケットから反対を受けており、このNestlé Marktplatzで説得力があることをを実証することである。

確かにNestlé Marktplatzのソーシャル機能を兼ね備えたFacebookページが顧客を惹きつけるものになるとは今の段階では言えないと思います。
ただその代わりに、Nestlé Marktplatzの差別化としてまだ市場に出回っていない、かつその地域では売っていない製品を限定的に購入できるというメリットがあります。

まだまだ、ネスレ側も手探り状態という感じは拭えませんが、ソーシャルコマースの領域でブランドのパイオニアになるためにNestlé Marktplatzはきっとこれからも進化していくでしょう。

■TOPMANのソーシャルコマース事例
次にご紹介したいのが日本でも展開しているアパレルブランドのTOPMANのソーシャルコマースへの取り組みです。
このブランドは20代の若者を中心にイギリスのビビットなカラーや斬新なデザインのUKファッションを比較的低価格で購入できるという理由で人気を博しています。

そのTOPMANがアメリカのシカゴに実店舗をオープンと同時に、ZibabaというFacebookページ作成会社主導のもとTOPMANのFacebookページをオープンしました。

まだ現在は、Facebookページ内のファンストアはカタログのように商品スタイル画像が並べられていて、TOPMANのe-コマースサイトにリンクする程度に制限されています。
その他の機能として、いいね!やコメントを残せるだけでなく友達に商品についてアドバイスできる仕組みもあります。

このようなカタログアプリケーションは、新たな小売チャネルの作成の手間を避けられるためソーシャルコマースのブランドや小売業者にとってソーシャルコマースへの取り組みの第一歩になります。

それだけにとどまらずTOPMANは、ファンにFacebookページ内のファンストアで説得力のある理由を与えるためにも、すぐに必要に応じてファン専用ページの作成やFacebookとTOPMAN e -コマースサイトを統合することファンの店にスペシャルな体験を提供するでしょう。

これからもファッション×ソーシャルコマースの相性の良さについて勉強していきます!

参考までに、こちらはFacebook作成会社ZibabaのFacebookコマースに関する紹介動画です。

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