Facebookと企業の向き合い方について考える


今回は昨日ソーシャルメディアに関する自主勉強会に参加したので、そこで得た学びのアウトプットの場を兼ねて「ソーシャルメディア(Facebook)の普及によって、マーケティングがどう変化するのか?」について書きます。

社会人講師は、株式会社メンバーズの原 裕 様・川田 学 様のお二方でした。

テーマは、「マーケティングの本質とFacebookを代表とするソーシャルメディアの普及による、企業と消費者との関係の変化」についてです。

それでは具体的な内容に入っていきます。(お二人にお話いただいた内容+私の解釈も含まれています。)

■1.Facebookの概要と特徴
Facebookの最大の特徴は実名のSNSであること、そして人を介在した形で情報が流通することがマーケティングを大きく変える。

そしてFacebookを活用する上においては、まず第一に創業者であるマーク・ザッカーバーグのFacebookへの想いや背景を理解することが重要である。
彼は「コネクトとシェアで世の中をオープンに」をミッション=神から降りてきた啓示だと捉えている。

次にFacebookと従来のSNSの違いは、必ずしも欧米主導ではなくインドネシア、タイなどアジア圏の利用者数が非常に多い。
つまり、Facebookは「海外マーケティングにおける玄関口」
となり得る。
また、アジアではPCを持っていない環境の国もありスマートフォンを使用してサイトへアクセスすることもある。

日本においてのFacebookの位置づけの1つの見方として、年齢層を分けないメディア
であること。
ex)今までは日経新聞ぐらいしか全世代のビジネスパーソンにリーチできなかったが、Facebookは30、40代のビジネスユーザーが実名制で繋がっている

そして、さらに押さえておきたい特徴がストック型のコミュニケーションである。
それに対して、フロー型の具体例はCM(15〜30秒に全てを懸ける)を挙げた。
さらにCMの衰退の原因は、TVというマスメディアで幅広い層にアプローチできる分、万人に受けようとするから結果的に面白くないコンテンツが多くなってしまったこと。

フロー型のCMと比較して、ソーシャルメディアは自分が見てなくても誰かが見ているため他の人が共有した情報を後からでも知ることができる。

■2.Facebookの企業の活用目的と用途
Facebookは運用が最も重要→用途は、顧客との長期的な関係構築に適しており、広告宣伝的に捉えると失敗する。
そもそも、Facebookをキャンペーンorコミュニティの構築どちらで使用するのかという目的を明確にする必要がある。

とりあえず、流れに乗っかってFacebookというツールを選択しても上手く行かず、プロダクトに特徴やメッセージ性があることが活用における前提条件。

もし今後Facebookがなくなったとしても、5年、10年先を見据えて顧客との関係を構築してファンになってもらうことを目的とするFacebook的なコミュニケーションはなくならない。

余談ではあるが、今話題のmixiページについて原様の見解をお伺いした。
結論としては、mixiページは単発キャンペーンに適していると述べた。

mixi=井戸端会議(日本型で日本人のキャラに合った)であり、企業がそこにブランディングがどうたらと言って入っても上手く行かない。
カワイイとか格好良い!という切り口でmixiページを構築することがキーポイントになるのではないか。

■3.Facebook・ソーシャルメディア時代の企業の消費者に対する向き合い方
今ままでのマーケティング=お客さん思考と言いつつ、結局は代理店思考だった。
瞬間風速的ないいね!数1000突破などに意味はなく、そこからいかに消費者と関係を構築するかを考えることが大切。
SEO、エッジランクを上げる→この取り組みは本質的な部分ではなく、あくまでサポート的な要素が強い。

これからは「ファンの流儀を保てるか」が非常に重要になってくる。
Facebookを使用したマーケティングの本質は、手作り感が見えるかどうか、そして中の担当者のパーソナリティを隠さずにオープンにすることが求められる。
ex)質問自体もコンテンツ化する、リサーチがコミュニティになり得る、業務連絡すらコミュニティの中でやる

消費者の声に耳を傾け、企業活動に積極的に参加してもらう意味でも「傾聴」がキーワードになる。

そして今後のマーケティングコンセプトはまさに、「共創」である。
好事例として、コカコーラの”fans first” approachは非常に参考になる。

エンゲージメントという言葉が最近頻繁に使用されるようになってきたが、この言葉をしっかりと理解する必要がある。
ロイアリティよりもさらに深い意味だと考えており、双方向なコミュニケーションである。

最後に、今までのインターネットマーケティングはテクニック重視、これからはヒューマンの要素を盛り込んだものになることを示唆した。

■カワダの学び
最近、内定先企業でインターンシップを始めることもありFacebookに代表されるソーシャルメディアを活用することで企業は消費者とどう向き合い、関係を構築するのかについて考える機会が増えました。
その中で感じるのが、以前と比較してネットでのコミュニケーションを行う上で相手の顔が見えやすくなったということです。

別の言葉で言い換えると、一人ひとりと向き合う感覚をソーシャルメディアを活用するユーザーが手に入れたと感じるのです。

何かこれを示す良い表現はないか?と考え、今自分の中で最も近い答えとして「糸電話的なコミュニケーション」という言葉が浮かんできました。

糸電話は文字通り、糸を伝って人の声が相手に届くというアナログのツールです。
ここで私が思う糸電話とソーシャルメディアの共通点として、壊れやすい・声の届く範囲が限定的(ソーシャルメディアの場合、ターゲットを限定できる)
という二点を挙げてみます。

まず1つめの「壊れやすい」を信頼関係と結びつけて考えてみたいと思います。
糸電話は、糸という性質上もろく簡単に切れてしまうものでお互いを繋いでいます。
無理に引っ張ったりすると壊れてしまう、けれども小さい頃に糸電話で遊んでいた時のことを思い出すと「人の声の暖かみを感じる」ことができると言えるのではないでしょうか?

ソーシャルメディア(特にFacebook)もたった一言で相手との関係を崩壊させてしまうリスクがある一方で、従来のネット上のコミュニケーションにはない実名制から生まれる暖かみを感じることができると私は思います。

そして、2つめの「声の届く範囲が限定的」に関して、糸電話についてはすぐ理解してもらえると思います。
確かにTwitterなどはオープンな場と捉えられると思います。
しかしここで私が個人的に注目しているのが、Facebookのファンページのようなクローズドなコミュニティです。

企業はクローズドな場を活用することで、今までのマス広告のようにぼやけたメッセージを伝えるのではなくて、むしろファンの人たちにしかわからない言葉や感覚でコミュニケーションが図れるという魅力があると感じます。

いわゆる、これは「ブランドの持つ世界観」とも言えるかもしれません。

ソーシャルメディア=オープンというイメージが私の中にはありましたが、この勉強会を通じてFacebookファンページのようにあえてメッセージを伝える範囲を限定して「わかる人にだけ伝われば良い」という考え方で取り組むのも非常に面白いのではないかという新たな視点を見つけることができました。

正直まだ自分でもモヤモヤ感が残りますが、一度自分の考えを整理してわかっていない自分を理解する意味でも今回は自分のオピニオンを間違っていても良いから出してみようと思いました。

最後に、今回主催してくれた方や参加メンバーそして株式会社メンバーズの原 様・川田 様、貴重な機会を設けていただきありがとうございました!

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1件のコメント

カテゴリー: ソーシャルメディア, 思考の整理

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  1. ピンバック: 男子ハックが気になったニュース(2011/9/3〜9/9) *男子ハック

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